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松輪の鯖

松輪の鯖 2004年10月16日(土)

近くにある団地内の商店街は結構安いらしい、という噂を聞き入れ引っ越し後初めて行ってみることにした。そこにはスーパー、肉、八百屋、菓子屋、そして魚屋などなど、またタコ焼き屋が30個で300円台だったりと評判通り何かと確かに安い。魚屋に足を伸ばすと店の奥に氷水に浸された鯖があった。札には「松輪のサバ・しめサバ用」と書いてあるではないか。松輪の鯖といえば西の九州、四国の海峡に位置する豊後水道で捕れる「関サバ」に勝るとも劣らない関東のブランド品である。もちろん「ゴマ」ではない。体表には淡い黄色みが掛かり体高があってでっぷり系でお目々はしっかり真っ黒というまさに秋鯖王の風格そのもの。してお値段は・・・?なんと398円!!(@_@)百貨店では2000円はくだらないという高級魚が、なしてこの値段なの??しかもあと3本しかなかったので騙されたと思って1本買って帰り、しめ鯖が苦手な自分はみそ煮に。食べてビックリ脂が乗りまくって味もグッド、あの関サバの味を思い出すほどであった。自分もこれに近いサバを一度だけ釣って食した感動は今でも覚えているが、団地の魚屋でしかもこの値段で食べられたことは新たなショックであり記憶に残るであろう。侮る無かれ団地の魚屋である。