right2.gif (261 バイト)イレクター削太郎                 2002.07.29

File 032   

インフレータブルボートなどで活躍されているシッティングバー。そのほとんどの資材は28パイのアルミパイプと矢崎加工鰍フイレクタージョイント(28パイ用)の組合せ。(矢崎で扱うイレクターパイプは鉄質にプラスティック材をコーティングしたものなので錆びやすいためアルミパイプを使用している方が多い)
だが、アルミパイプの外径はジョイントの内径に実にピッタリなサイズであり、差し込もうとしてもキツキツ状態で木槌で叩いても結構コツと労力が要るようです。なんとかならないものかと滑り易くするためにパイプ表面にオイルを塗ってみたり、水を濡らしてみたり、ジョイント部をお湯で適温に暖めて膨張させてみたりとチャレンジしてみましたが、どれも決定打がありませんでした・・。
そこで思いついたのがジョイント差し込み部の内側を少しだけ削ってしまおうという発想でした。しかし問題はどう削るか?です。市販の28パイのホルソーでは刃の長さが短いため、ジョイントの貫通部のような長い継ぎ手部分では長さが足りないのです。そこで28パイのアルミパイプにヤスリのような溝をいれて電動ドリルに差し込めるように改造したところ、なんとか削ることができたのです。しかしパイプと電動ドリルとの接合部をプラスティックで作ったため削るときの摩擦熱でその接合部が変形してしまったのです・・。その過程をのんぶーさんにお話ししたところ、なんとオール金属製オリジナルイレクター用チャッカーを作ってくださいました!これがまたサクサクとよく削れる究極もの・・・。流石です!自分はシッティングバーではなく、車のキャリアのアシストバー製作などに威力を発揮し活用しています。のんぶーさん>ありがとうございました!


この鋭いハデハデな刃で!


サクサクっといっちゃいます。
アルミパイプとの固定はリベットで止めています。

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