right2.gif (261 バイト)中間検査・完結編    2000.03.19

File 012

中間検査とは定期検査と定期検査との間(3年目)に受ける簡易なる検査です。

詳しくはこちら http://www.jci.go.jp/

やっと検査を受けてきました 下段に検査官からためになる話を載せてあります。

小型船舶検査機構の東京支部の管轄は東京都・埼玉県・群馬県・栃木県になります。可搬艇の検査については原則として東京支部検査場又は各地集約所(マリーナ等)に持ち込んで検査を行います。なお、近くに適当な集約所が無い場合は、最寄りの駅前等の広場で行うこともできるので支部まで相談されると良いでしょう。

東京支部の所在地はこちらです。(この地図の赤線は明治通りを南下してきた場合のルートです)

まず駐車場に車を止めたら2Fの受付へ行きます。受付で申請書を提出する(前もって申請書を送っておいた人は名前を名乗る)

駐車場から1Fのガレージに車を移動するようにと指示を受けました。
奥にお風呂のようなステンレス製の水槽がありそこへエンジンをセットします。

検査官の指示に従いエンジンを駆けてチェックを受けます。
2回目でエンジンが掛かってホッとしました(^^)/
車に乗せたままで船体のチェックです。懐中電灯で丹念に検査していました。
ボートを降ろさずに済んで良かったです(^^;)
ちなみにゴムボートの場合は膨らませる必要があります。そして装備品の検査です。信号紅炎の有効期限の確認は必ずと言っていいほどチェックが入ります。

船舶検査手帳に検査合格証明の印を押してもらって戻してくれます。
中間検査合格年の入った青い検査済票を左舷の合格番号の右位置に貼ります。

ミニボートの場合は常時着ていることが多いので格納場所と言われてもピンときませんが、着用の仕方が載っているのでこのシールを貼っておくようにと指示を受けました。
これで中間検査のレポートは終わりです。

ここで検査官からためになる話を2つ教えて頂いたので書き留めておきます。

ひとつは法定備品のひとつである笛ですが、その役割はただ遠くまで音が届くということだけではなく、大声を上げてしまうより笛を吹いた方が体力を消耗させないで済むというところに大きな利点があり、万一長い時間漂流することになってしまった場合でも笛を活用した方が長い時間生存できる可能性も高くなるということなのです。

もうひとつは今では信号紅炎の代わりに携帯電話を常に装備していれば、その条件で変更手続きは可能になりました。でも実際トラブルになってしまった場合に、もし目の前を通り過ぎる船に助けを呼ぶ場合に信号紅炎なら気付いてもらえるかもしれないが、信号紅炎を持たない場合にはその通り過ぎる船の携帯番号が分からなければ助けてもらうことが出来ないことも大いに有り得るということであります。連絡できるマリーナなどを持たない我々には信号紅炎のほうが心強いのかもしれないのです。

これからは自己責任を追及される時代です。変更手続きをすれば携帯電話を装備品として沿岸から5海里までの範囲内では信号紅炎を持たなくても良いことになりました(つまり可搬艇ボートはOK)。とは云え、電波がその全ての範囲をカバーしているわけではないですし、地形によっては海岸から数百メートルの距離でも入らない海域も実際にはあるのです。またバッテリーが切れてしまったりとか、誤って電話を水没してしまったときなどそういうときに限ってトラブルが発生したりするかもしれないのです。備えあれば憂いなしです。可搬艇ボートの場合は是非新しい信号紅炎を購入して検査を受けることを願っています。もし携帯電話に変更手続きをされてしまっても常時信号紅炎も積んでおいて欲しいものです。

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