ポイントを変えてなんとか小アラを釣り上げたが、クライマックスはやっぱりｋａｚｚさん。ルアーで釣りあげたこのワラサ。流石です。

さっそく彼のタックルで糸を垂らすが、なかなかアタリが訪れない。キンメも珍しく全く音沙汰がない。ブランクで腕が落ちたのか？３か月ほどブランクがあるのだから海も変わっていよう。
そこで少しでもチャンスを増やそうと、もう１本の自分の竿をもう片舷から出すことにした。今日は潮も早くて思うような流し釣りが出来ずにいたが、いきなり自分の竿が良い感じに竿先を揺らした。手応えを感じて電動リールで巻き上げ始めると、今度はのんぶーさんの竿にアタリが出てダブルヒット！自分のほうは良型のアカムツだ。彼の竿のほうは45cmオーバーのこれまた良型のクロムツだった。

これには正直ビックリした。というのは、実は彼の遺影は昨年に釣られたクロムツ2.3kgを持ち上げて喜んでいる写真だったからだ。彼が釣られた型よりは少し小さいけれど、それでもこのサイズはそう滅多に釣れる訳がなく、それと全く同じ魚が彼の竿で釣れるなんて、こんな偶然があるのだろうか？と思わざる得なかった。きっと彼が降りてきて「家族に食べさせてくれ」という想いに違いないと思った。もう涙が出そうになった。彼の痛ましいほどの辛い思いが、聞こえそうだった。のんぶーさん、まだまだ釣りしたかったよね・・。
クロムツは彼のご家族に届け、事情をお話しし召し上がって頂くことにした。