今回は友人であるTさんとその息子さんのJ君をCroutonsに乗せてのカワハギ釣り。最近J君は釣りを始めたばかりのようだが、その竿先を見つめる真剣な眼差しからはその初々しさが感じられないほどである。もちろんお父さんも負けてはいられない、親父としての威厳を保つためにこちらも真剣そのもの。山からの季節風が吹き荒れて海岸寄りであればなんとか風を遮ってくれるが、沖の好ポイントでは白ウサギがわんさか跳ねていて断念無念。もちろんＪ君の初ボート釣りで恐怖体験をさせるわけにはいかない。ここは無理せず丹念にポイントを選びながら流し、なんとかカワハギの引きを味わってもらうことができたので船長としても嬉しいところである。

予報からすると風も弱くまずまずの中深場日和と思われたが、いざ沖へ出てみると意外と季節風が強く白波が立ち、顔に当たる冷たい風がさらに寒さを感じさせる。でも冬の海ではこんなことはよくあることで、ここは無理せず引き返し、８０ｍラインでソコイトヨリ狙いに切り換え、風の治まりを祈りつつオキアミを付けて海中へ。本命ボーズながらも外道のアマダイをＧＥＴしたところで嬉しくも風が落ち始め、いざ中深場へと舳先を向ける。

先日、ついに愛用電動リール１号が非情にも逝ってしまったため、２５０ｍ程しか巻いていない２号で釣戦するも糸の流れを加味すると水深２００ｍ辺りを狙うのがせいぜい。ほとんどアタリのないまま時間が過ぎ、ここはランチタイムとばかりにカップラーメン用に水筒のお湯を再沸騰させていたところで、ふと横目でチラッと竿を見るといい感じに曲がっているではないか！そして上がってきたのは幻のＡ級魚のアカムツ！
白身の大トロといった食感はもぉうたまりませんでした(^O^)

＃決め手はやっぱりラーメンだ！